大阪の刺繍加工会社の業務紹介及び今後の展望


by ykm94731
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いやあ、忙しい毎日。
2・3月はアパレルさんの展示会シーズンですので、来客も多く、未だに正月ボケしている身にはキツイです。
「Blogも書かなきゃ!」って思ってるんですが、仕事が終わったら飲みのお誘いもあってねえ?(苦笑)
ということで、過去ネタを・・・タタミステッチの続きです。


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# by ykm94731 | 2018-01-18 19:44 | 刺繍屋のお仕事 | Comments(0)

縦・横どっち?

先日の続き!
タタミの糸方向に関して・・・例題です。
d0061489_17444413.png
こういうデザインの場合、縦 or 横どっち?
私が思う正解は「縦」
(本来なら下縫いが入るんですが、分かり易いように省略してます。)
向かって左からスタートして、下から上→上から下・・・と埋めていき、右端で終了。
では、横にすると、
d0061489_07381876.png
向かって左の三角形の上からスタートして下へ。
途中で、右側の三角形のてっぺんまで移動(水色のライン)して、また上から下へ。
無駄ですよね?
どの位置からスタートしても、同じようなことになります。
d0061489_17444415.png
また、ソフトの設定にもよるかと思いますが、2重に重なる部分が出来ると思います。(紫色のライン)
不必要に思えますが、この重なりが無いと、条件によっては隙間があいてしまうことがあります。
それを防ぐために、ソフトが重なるような処理をしてくれるんですが、重ねた分、膨らんだり、
タタミ目がおかしくなったり。
今回のようなケースですと、無駄に針数が増えるばかりでなく、仕上がりにも影響してきます。
そうならないよう、デザインに対して、どの糸方向が適切なのか?
じっくり考えてからパンチング作業を始めた方が、早くて綺麗な仕上がりになります。
以上です。
次回は、もう少しマニアックに・・・。(笑)

# by ykm94731 | 2018-01-16 18:14 | 刺繍屋のお仕事 | Comments(0)
今日は久々にパンチング(刺繍データの作成)Tipsを。
矩形のタタミ埋めです。
簡単そうに見えて、いろいろ難しい部分があるんですが、それはまた別の機会に。
とりあえず・・・簡単ですよね!
d0061489_16400156.png
左のように、4つの角を指定して、糸方向を指示してやれば、右のように自動的に刺繍で埋めるデータの完成です。
糸方向は、縦でも横でもお好みで!
で、縦・横組み合わせて、正方形を作って縫ってみました。
d0061489_15534856.jpg
向かって左が縦方向で、右が横です。(歪んで見えるのは僕の写真の腕のせいです。(爆))
刺繍って、糸方向を変えたり、見る角度によって、色が違って見えたり、表情が変わりますよね?
1色の糸だけでも、埋め方や角度を変えるだけで、見え方が全然違ってきます。
それを意識してデータ作成すれば、1色でも陰影の表現が出来ます。
わかりやすいところで、ラルフローレンの馬の刺繍とか?(WEBから画像拝借)
d0061489_17212107.jpg
で、今日お伝えしたいのは、意味もなく角度を付けるのは何のメリットも無いということ!(笑)
ミシンは、原点から、X軸・Y軸の数値変化の指示で動いています。勿論、斜めにも動きますが、
横方向・縦方向のベルトが合って、それぞれ動きの組み合わせで枠が動いているわけです。
もう、お分かりかと思いますが、意味もなく斜めに動かすのは、無駄なことなのです。
刺繍する生地だって、縦目だったり、横目だったり方向があります。(無いものもあるけど)
そこへ糸を刺していくわけですから、まっすぐ縦・横の方が綺麗に収まりますよね?
何の意味もなく、適当に糸方向を斜めにするのは、ミシンに負荷をかけるだけでなく、仕上がりにも影響してきます。
こだわりが無ければ、縦or横にしましょうね!
次回は、このタタミの糸方向に関して、もう少し突っ込んだお話をさせていただきます。
ありがとうございました。

# by ykm94731 | 2018-01-13 19:39 | 刺繍屋のお仕事 | Comments(0)

支えてくれます!

先日の芯のお話の続きになりますが、
芯と呼ばれるだけあって、ただ単に生地を載せるためだけのものではありません。
刺繍をする生地というのは、ニットであっても、織物であっても、基本的には糸(繊維)の集合体です。
フェルトやデニムのように目が詰まって見えても、必ず空間があります。
分かり易いところではセーターのようなニットをイメージしてください。
穴だらけですよね?(笑)
その生地に刺繍して行くと、ニットの糸に引っ掛かる場合もあれば、穴に落ちてしまう場合もあります。
そうなると、データ上は真っ直ぐなラインも、ガタガタになってしまうかもしれません。
いや、必ずそうなりますよね?
で、それを防ぐために芯が必要になってきます。
d0061489_15414688.jpg
向かって左の、芯がある場合は、芯(水色)が生地の補強をしてくれるため、
刺繍の伸び縮みを抑えてくれます。
右のように、芯がない場合ですと、データ上はベージュの長方形になるはずが、
刺繍糸のテンションや、糸の密度に負けてしまい、想像とは違う仕上がりになってしまいます。
先に上げたフェルトやデニムのような目が詰まった生地でも、分かり難いだけで、
こういう伸び縮みは起こっています。
刺繍データを作る際に、伸び縮みを意識して作ることも勿論ですが、
まずはこういう簡単に出来ることから・・・。
刺繍を綺麗に仕上げたいなら、材料と手間は惜しまないことです。

# by ykm94731 | 2018-01-11 19:41 | 刺繍屋のお仕事 | Comments(0)

これも重要!!!

今日は刺繍の芯地のお話です。
縫製ミシンや横振りの場合は、生地を手で支えながら動かしますよね?
自動刺繍機は、その手の部分が自動になりますので、生地を枠に入れたり、枠に張った不織布の上に載せたりして加工します。
で、布帛生地(織物)やフェルトなんかは、枠に張れば固定されるので、芯地の必要はありませんが、
カットーソー生地(Tシャツの天竺とか)の場合、伸びたり縮んだりするので、
単に生地を枠に張っただけでは固定できません。
そこで芯地の登場です。
d0061489_19350837.jpg
通常、紙のような不織布を使います。
これが生地を固定し、芯の役割を果たして、刺繍の中に残り、刺繍の伸び縮みを抑えてくれます。
生地と一緒に、刺繍糸に包み込まれるようなイメージです。
ただ、カットーソーの場合は、それだけでは生地を固定出来ません。
紙の上にただ単に生地を載せても、生地が動いちゃいますよね?
そこで仮接着用のスプレーボンドの登場です。
d0061489_19292913.jpg
不織布にスプレーして、その粘着力で、生地を固定します。
うちの場合、原反枠に不織布をクリップで固定し、その上にスプレーボンドをかる~く噴射!(笑)
そこに生地を載せて、ぴし~っと張ります。
そうすることで、綺麗に刺繍が出来ます。
「そんなことしたら、針に糊が付いて、針穴が塞がっちゃうじゃないの?糸がネバネバになるんじゃないの?」
そう思われる方も多いようですが、アップリケ刺繍の仮接着に使うボンドですので、適量であれば問題ありません。
Tシャツに刺繍入れるとしわしわになっちゃって・・・そこでお困りの方は是非!
ちなみに、うちは2種類の芯地を使ってます。
一つは、裂けやすい(あとで除去し易い)いわゆるハイボン等のボン芯と言われるもの。
もう一つは、粘りがあり、糊付きの良い、和紙のようなツルッとした触感のもの。
ボン芯を下に敷いて、その上に糊付き和紙。その上に生地を載せます。
勿論、そのデザインや加工方に応じて、1枚だけにしたり、3枚に増やしたり工夫はしますし、熱で剥離出来るビニールも使います。
とりあえず、一例として・・・。
さあ、針、芯と来て、次の重要なファクターは???いや、次回も芯地かな???(苦笑)

# by ykm94731 | 2018-01-09 19:38 | 刺繍屋のお仕事 | Comments(0)