ブログトップ | ログイン

脱!刺繍屋

nekoshima.exblog.jp

大阪の刺繍加工会社の業務紹介及び今後の展望

刺繍屋のビニール

先日の芯地の件で、「ビニールの芯地とは何ぞや?」と、一般の方から質問を頂きましたので、ちょっと補足。

ビニールは恐らく、ビニールハウスのビニールではないかと思いますが、ポリエチレンの袋なんかと違い、

そこそこ肉厚があり、そこそこ強度もあります。

各社いろいろ販売されてますが、基本的には同じような物だと思います。

あっ、今はダイオキシンの出るような物は販売されていないと思います・・・一時期問題になりましたが・・・。

さて、ではどういう時にビニールを使うのか。

先日も申し上げましたが、通常は紙の芯を使い、刺繍が終わった後に取り除きます。

縫っていく工程で、ミシン目が入って行きますので、結構容易に・・・。

でも、ミシン目が少ないデザインなんかだと、紙がとりにくい・・・例えば下記のようなデザインの刺繍。
d0061489_21131398.jpg
花ビラ部分は糸目が詰まっているので紙を取り除き易いのですが、中心部分は入り組んでいて間隔が狭く、

ミシン目自体も外側に比べると少ないんです。これでは綺麗に取り除くことが出来ません。

こういう場合、ビニール芯を使います。裏面はこんな感じになります。
d0061489_21155543.jpg
終わった直後、こんな感じでビニールがくっついています。

これを熱処理で剥離してしまいます。使用する熱プレス機はまた別の機会に・・・。

熱版の上にビニールが溶けた状態のものがペースト状になっていまして、その上に刺繍後の生地を載せて、

生地裏に残ったビニールを、溶けたビニール(熱版側)に移行させて取り除くという方法になります。

で、取り除いた後がコレ!
d0061489_21191321.jpg
綺麗に無くなってるでしょ?

紙だとこんな具合にはいきませんから・・・。

お分かり頂けたでしょうか?(文章での説明って・・・汗)

「分からないや~」って方は是非見学にいらしてくださいね!

では、また明日~!
by ykm94731 | 2010-01-18 21:28 | 刺繍屋のお仕事 | Comments(0)