ボーリング刺繍
先日も、E-刺繍工房さんが解説しておられて、「凄~い。感心感心!」と人事みたいに見てましたが、
もしかして流行ってる?いや、これから流行るの?(汗)
で、とりあえず工程を「思い出す」ために、今日は有型で予行演習をしてみました!(笑)
まず、ボーラーのセッティングで必要なメス。
針先は針の太さ程の彫刻刀の平刀みたいになっています。
他社のボーラーと違い、針板の交換は不要で、針の交換だけで済むという優れモノです。
針を抜いて、このメスをセットします。
(これを4本使わないと、特許に抵触して、某刺繍屋さんから怒られます。(爆))
4本も交換するのは面倒なようですが、お陰でデザインに対してかなり忠実なカットが可能になります。
今回使用する刺繍データはこんな感じ。
カットする部分は普通のランニングステッチ(線)で作ります。
今回の場合だと、青い部分は縦向きの針、黄色い部分は横向きの針を使ってね!・・・ってな具合に。
自分で分割するとなるとたいへんですが、この辺りは同じGUNOLD社製ですので・・・。
では、作業スタート!
ピーンと張っていないと、メスが降りて来た時に、生地を下へ押し込むようになって上手くカット出来ませんので・・・。
そしてカットです。
4つのメスを使って、結構上手くカットしてくれます。
それからカットされた不要部分を取り除いて、縁を荒くかがっていきます。
カットされた部分の内側まで縫いが入っていますが、この位いかないと、綺麗に縁をかがることが出来ません。
そしてデザインが仕上がってからの強度保持のために、カット部分に飾り兼補強のステッチを・・・。
生地も何もないんですが、上手く縫えるんですねえ・・・ちょっと不思議な感じ・・・刺繍屋のくせに?(苦笑)
カットの工程が終わり、「仕上げをご覧じろ」の段階です。
で、ようやく完成です!
とりあえず復習が完了しましたので、御依頼頂いた新規のデータを作らないといけないんですが・・・
あまり嬉しくないのは何故?(爆)
by ykm94731 | 2010-03-30 21:50 | 特殊加工? | Comments(10)
使い方がすごく上手い。とてもかなわん!
昨日のレインボー糸のステッチなんかも使い方ひとつで垢抜けて見える。
僕は芋虫で押し通しとった。
お客さんに頼まれて中国生産のパンチを作ったら色換えが多かったのか勝手に段染めの糸使われて、絶句したこともあったわ。
猫ちゃん、出来ないことてあるんか~?
E刺繍工房さんの針山もほんまに可愛いかったし、みんなよう勉強してはる。
落ちこぼれの僕もがんばらなあかん。
いや、そんなに言われると恥ずかしいですよ~。
マニュアル通りにやってるだけですから・・・。
まあ、+αのところで何か出来ないかなあ?ってのは常日頃考えてますが、なかなか・・・。
そろそろプレゼンの時期なんですが、在り来たりの物ばっかりになってしまって・・・。
また、いろいろと新旧合わせて情報お願いしますね!
あっ、「金駒」楽しみにしてますんで!
はじめまして!
「専門的な知識が無くても分って頂ける内容を」と、思って頑張ってるんですが、難しいですねえ・・・。(苦笑)
刺繍に興味が御有りでしたら、また見に来てやってください!
ありがとうございました!
ヒート出来ない生地でもカット出来てしまうのですね。
もう、うっとりです(*^。^*)
さらに3Dもプラスで超豪華!!! 良いものを見せて頂きました♪♪♪
質問です。 カットする時、下糸に当たる機械の部分も交換するのですか?
ヒートカット出来ない生地、布帛、カットソーでもOKです!
薄いウレタンを載せたのは、立体的に見せるためと、穴だらけの芯地の強度保持のためでもあります。
下に敷く芯の代わりに上に載せる芯?みたいな役割も担ってくれています。
この考え方はいろいろ応用がききますので・・・。
それから、交換するのは針だけです。
針だと釜のところまで届いちゃいますが、その必要もないのでメスは針より短いです。
太さも針と同じですので、針板の交換も不要です。
ですから、刺繍機を選びません。
まあ、こういうのもあるってことで・・・。
資料だけでは、イメージが掴みにくいので今度、
担当者さんに聞こうと思っていますが・・・
扱い易さ等、もうちょっと考えてから検討したいと思いました。
四本の針交換だけというのも、凄い魅力です。
選択肢が広がりました♪
本当に知らない事だらけでとても勉強になります。
ありがとうございますm(__)m
今日は早めに帰ってこれて、うわー刺激的!みたいな・・・・
刺繍の布で穴が開いているものがあるので、絶対手で穴をあけるわけはなく、何かあるはず!と思っていたのですが、やっぱりあるんですね。
ますますはまります。ミシン刺繍!
そうなんです、何かあるんですよねえ・・・。(笑)
でも、まだまだいろんなやり方があると思います。
どんなやり方がベストなのかはわかりませんが、上手く取捨選択して、是非挑戦してみてくださいね!
穴が開くっていうのは、ポーチには使えないでしょうが、そこでもう一歩踏み込んで・・・。