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脱!刺繍屋

nekoshima.exblog.jp

大阪の刺繍加工会社の業務紹介及び今後の展望

なんちゃってパンチング講座 その2

調子に乗って、第二回パンチング講座!(笑)

「下歩き」編 その2です。





今日は下歩きの端処理?です。

昨日のDOUBLE RUNNING の端処理。
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みなさんがいつも作ってるパンチデータと比べてみてどうですか?

サテンの端って、細くなりがちです。

これは、ちゃんと端まで下歩きが入っていないからです。

これが橋げたなら、橋の板が崩れ落ちちゃいますよね?

ですから、出来るだけ端までキッチリと下歩きを入れてやるってのがポイント!

また、〇の方は何故横に幅出ししているか?

糸方向が縦から横へ変わる時の糸のテンションって凄いんです。

実際に縫ってみると、こうしておかないと真っ直ぐな下歩きにはなりません。

上から被さってくるサテンの幅出し(後日解説)も必要ですが、下歩きでもこういう工夫をしておくと案外イイかも?

それと、折り返す際に何故 V になっている方がいいのか?
d0061489_1701325.jpg
まあ、「気持ち」程度のものですが、Vにした方が内側へ引っ張る力が多少なりとも働くためと、

下歩きがサテンステッチの端からはみ出すのを防ぐためです。

いやそれよりも、もっと重要な刺繍のセオリーがあります。

「下歩きは、上から被さる刺繍と同じ方向に入れてはいけない!」

下歩きってのは、上歩きと同じ糸ってのが普通なので、下歩きの方向って別段意識していない人がほとんどですが、

これって凄く重要なことなんです。
d0061489_16445886.jpg
上の図を見て頂ければお分かり頂けるかと思いますが・・・。

「隙間なんて空かないから大丈夫!」

そんなことは無いです。見えていないだけで、同じ方向の糸は割って入ってきます。

「でも、隙間から飛び出したとしても、同じ色だから大丈夫では?」

下歩きのステッチの幅とサテンステッチの幅は違いますよねえ?

糸密度をきちっと計算した中に、余計なものが入ってきたらどうでしょう?仕上がりに変化が出てしまいます。

違うケースですが、こんなことも・・・。
d0061489_16335585.jpg
水色、緑、水色とブロックが並んでいます。

なるべく糸切りを少なくしたいパンチャーさんは、水色と水色の間を繋ぎたい!

その時、緑の下を歩かせて・・・試してもらったらお解り頂けると思いますが、高確率で隙間から水色の糸が覗きます。

これがタタミステッチだったら、もっと確率が高くなります。

まあ、大げさかもしれませんが、こういうことが起こるかもしれない?という、転ばぬ先の杖みたいなもので・・・。

下歩きはなるべく同じ方向に入れないよう、気をつけてくださいね!

では、また次回!(笑・・・あるのか?)

あくまで僕個人の意見ですので・・・。
by ykm94731 | 2010-08-22 20:40