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脱!刺繍屋

nekoshima.exblog.jp

大阪の刺繍加工会社の業務紹介及び今後の展望

痛くないように刺してあげてね!

今日はのお話。

生地に糸を通す唯一の接点ということで、最も重要なパーツがだと思います。

縫製でも刺繍でも、主にオルガンというメーカーの針が使われていますが、太さ・形状の違う様々なものが存在します。

縫うためには、生地に針を刺さなければ縫えません。

その際、なるべく細い針を使えば生地との摩擦抵抗が低く、生地に負担をかけません。

逆に太い針を使うと摩擦抵抗が高くなり、生地に穴が開きやすくなりますし、下手をすると生地の地糸を切ってしまうことがあります。

繊維の糸と糸の間を通る訳ですから、しわもよりやすいです。

また、針先が曲がったり、痛んでいたりすると同じようなことが起こります。

ただ、糸も針と同じように細い釣り糸みたいなものから、毛糸のような太いものまで様々なものがあり、細い針は糸を通す穴も細いですから、太い糸は通せません。そうなると太い針を使う必要性もでてきます。

しかし、生地に負担をかけないために、糸が対応出来る限り細めの針を使います。

生地を痛めないように刺すのが、刺繍を美しく仕上げる一番重要なファクターだと思います。

うちでは、太さ・形状によって違う5種類の針を使い分けています。

また、生産に入る前に必ず試し縫いをして針先のチェックをし、その生地に対してベストの針を選定して生産に入るようにしています。

未だにそのあたりがクリアー出来ていない商品をよく見かけます。

洗濯したら、刺繍部分から破れて来た・・・

刺繍部分を透かしてみたら、穴が開いてる・・・

特に海外生産の商品によくあることなんですが、悲しい話です。

どんな生地・糸に対しても同じ針

刺される生地の気持ちになって、なるべく痛くないように刺してあげるのが刺繍を美しく仕上げる基本の第一歩です。


針と言えば今日、びっくりしたことがあります。

普通のミシンの針は@30から50くらいのものなんですが、環縫いというサガラ刺繍機(後日説明)の針の在庫がなくなったので注文したのですが、届いてびっくり!

大きいから@100くらいかなあ?・・・なんと・・・@320・・・。(汗)

200本も買ってしまった・・・。(滝汗)

すぐに痛むので、頻繁に交換していたのですが・・・。

明日から、曲がって交換した針のオーバーホールをします。(笑)
by ykm94731 | 2005-07-19 23:47 | 刺繍屋のお仕事 | Comments(0)