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脱!刺繍屋

nekoshima.exblog.jp

大阪の刺繍加工会社の業務紹介及び今後の展望

ご存じだったらスミマセン(笑)

さてさて、こういうアップリケ刺繍の図案。
d0061489_1850445.jpg
赤と青の生地をアップリケにして、黄の縁周りで留め付け。

別段、珍しいこともないのですが、この場合の赤と青の境目ってどうします?

ただ突き合わせて終わり?そんな訳にはいかないですよね!(笑)

まあ、赤の上に青を少し重ねて、サテン振りで留め付けってのが一般的かな?

でも、重ねた部分がポッコリ膨らむし、余計な刺繍が・・・見た目もウーン???

なので、条件はかなり限られますが、他の方法をご紹介!

使えるかどうかは別にして・・・久しぶりの刺繍教室?です。(笑)





まずはベースの生地の上に、アップリケ用の生地を2枚重ねてセットします。
d0061489_18241358.jpg
この時、下側は表向き、上側は裏向きにセット!

で、直線縫い。
d0061489_18245954.jpg
アップリケの生地端から3mm程度かな?その辺りは解れない程度に・・・。

縫い終わったら、上に載せた方の生地を、先程の縫いに沿ってひっくり返します。
d0061489_18261030.jpg
あとはデザインのアウトラインを刺繍して、ここで一旦ミシンをSTOP。
d0061489_18265412.jpg
外周りの余分な部分をカットします・・・勿論、ハサミ切りです。
d0061489_18274639.jpg
最後に、外周の縁周りを縫って、完成!
d0061489_18313613.jpg

今回の手法は、柔らかい生地でないと不可能ですし、金型が使えないので、作業途中の机上ハンドカット、

もしくは、縫いが終わったあとでのハンドカットが必要なので、量産には不向きですが、数枚なら何とかなる?

針数も少なくて済みますし(笑)、何より、真ん中のかがりが不要になるので、デザイン面でのメリットが・・・。
d0061489_18515565.jpg
これは20年前に、ドイツでの修行時代に教わった方法です。

元々、アメリカやヨーロッパでは金型を使うという概念がありませんでしたから、アップリケ刺繍は全て後切り。

「アップリケ刺繍ってのは、生地が外にはみ出してるのが普通」

そういう感じでしたから、こういう方法もありだったんでしょうね?

まあ、お役に立つかどうかはわかりませんが、こういう方法もありますよってことで・・・。

うまく使えば、疑似的な縫製にも使えますし・・・。

以上、長々とお付き合いありがとうございました!
by ykm94731 | 2011-07-13 19:00 | 刺繍屋のお仕事