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脱!刺繍屋

nekoshima.exblog.jp

大阪の刺繍加工会社の業務紹介及び今後の展望

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今日はちょっとムカついた話。

刺繍屋はアップリケ刺繍をする際に、打ち抜き用に金型をつくります。

勿論、外注の金型屋さんにお願いします。

抜き方の形をFAXしておけば、通常1~2日後には出来上がってきます。

が、先週水曜日にお願いしたものが・・・。


今、FAX頂いた型なんですが、複雑なので今日はちょっと出荷できないんですよー

了解です!

2日目夕方

今日は出荷できなかったんですよー。明日には・・・

了解しました!

4日目の朝、金型到着!ギリギリセーフ!今日はこれを使って、サンプルをつくって出荷せなあかん・・・?

あれ、4つセットやのに2つしか無い・・・汗

すぐに電話・・・応答なし・・・土曜日やから休みか・・・仕方ないから、ハサミで切る・・・。

金型があったら、数秒で出来るのに・・・数時間かけて、一生懸命カット。

月曜日。明日サンプルの残りが入ってくる予定・・・即電話!

土曜日はお休みやったんですねえ?今日は送ってもらえますよね?

大丈夫です!

その、夕方・・・

今日は、運送便に間に合わなくて、出荷できなかったんですよ

「「えっ?

これはまだ出来てないんとちゃうかあ?

じゃあ今から貰いに行きます(名古屋まで)

・・・すいません・・・忙しくて、まだ・・・

はあー???・・・


ここまでやられるとは思っていませんでした・・・今までにも何度かありましたが、もう限界。

無言でさようならです。

物理的に無理なお願いしている訳ではないですし、あまりのいい加減さに呆れてしまい、返す言葉もありませんでした。

僕自身、仕事ではお客さんとの約束が一番大事だと思っています。

納期でお客さんに迷惑をかけたことはありません・・・たぶん・・・

物理的に無理な場合はお断りしますが、一旦引き受けたら少々無理してでも間に合わせる努力は惜しみません。

おかげで、残業・休出も多く、家庭崩壊しつつありますが・・・汗汗

でも、それがうちのウリですから・・・っていうか、それしかないかも・・・汗汗汗

あっ、どうしよう?・・・新しい金型屋さん探さなあかん・・・誰かいい所紹介してください!!!
by ykm94731 | 2005-06-29 21:09 | 戯言(たわごと) | Comments(0)
梅雨なのに雨が降りませんねえ?

まあ、それは置いといて、先週末から一気に暑くなりました。

その割りには夏物商戦は苦戦中とか?

なんでも、皆さんバーゲンをお待ちだそうで・・・。

昔は、余りそうor余ったからってバーゲンで在庫一掃やったのに・・・「バーゲンまで待ってから・・・」ってあなた!?

ちなみに、大手アパレルさんでは、わざわざセール用に商品を作り込んだりしてます。

セール用って言っても、いわゆる手抜きの安物ではなく、ちゃんとしたものを作ってます。

生地もプロパーの物、刺繍やプリントもいつも通り・・・でも、安い!!

ここで、泣いているのは私達製造業者です・・・赤字覚悟の出血大サービス強要されてます。

いつも仕事出したってるんやから、たまにはいいやろ?

「いっつも値切ってくるじゃないですか!」

今までと違い、アパレルさんはバーゲンでも儲けてます

しかしながら、かくいう私もお客さんのバーゲンには顔を出しますが、やはりあの価格ダウンは魅力的ですよね!

プロパーなら手が出ない商品でも「買えるやん」って感じで・・・。

会場へ行くとデザイナーさんが売り子をしてたりして・・・「私のデザインした商品なんです」なんて悲しげな目で見つめられると、ついつい見栄を張ってしまい、「あれも、これも」って・・・

これって結局、自分の首をしめてるんでしょうね?

ただ、びっくりするのが、刺繍加工賃を割ってるような商品を発見した時・・・「ここまで値下げせんと売れへん商品をつくってしまったんかあ・・・」罪悪感・・・いい人に買ってもらってな!合掌!!
by ykm94731 | 2005-06-28 23:08 | 戯言(たわごと) | Comments(0)
原油の高騰が続いております。

これがなかなかたいへんです!

ミシンの燃料としては使いませんが、繊維って結構石油系製品が多いんです。

ナイロン・ポリエステル・ポリウレタン・・・。

刺繍屋は、身生地本体を手配することはありませんが、糸やアップリケ刺繍で石油系製品を使います。

よく使うのが合製皮革です。本皮ほどではありませんが、扱う材料としては結構高価なものです。

ただでさえ高いのに、石油の高騰によりさらに値上がりしております。

従来からの定番的な商品でも使っているのですが、合皮の値が上がろうが単価を上げて貰える訳ではなく、身を削り、ただ泣き寝入りするしかありません。(T_T)

また、複雑な形状に切り抜いて使うので、捨ててしまう部分も結構多く、勿体無いお化けが出そうです。

屑を集めて再生する方法なんてのがあればいいのですが・・・。


やはり、中国が石油を使い過ぎ!!(笑)

いや、笑い事ではありません!

その対策の1つとして、中国では「電力休み」というのがあります。

現在の電力事情では、まだまだ需要に供給が追いつかないので、会社ごとに交代で休業し、節電したりしています。

それでも、すでに猛暑をむかえている我が青島工場では停電もしばしば・・・。

そういえば、中国での開業式の祝宴中にも停電しました・・・ロウソクを立てての祝宴に、「初っ端からこんなんで大丈夫かこの会社・・・?」と不安になりましたが・・・。

そんな状態なのに、どんどん増える中国進出企業・・・。

工場建てる前に、どっかに埋まってる石油掘りに行った方がええんちゃうかなあ?f^_^;
by ykm94731 | 2005-06-27 23:15 | 戯言(たわごと) | Comments(1)
さて、昨日の続きです・・・。

日本で販売されている、刺繍データ作成ソフトは国産・海外製あわせても数種類しかありません。

10数年前は、機能面でそれぞれかなりの差がありましたが、現在はほぼ同じレベルのソフトになりました。

現在、ほとんどがWINDOWS用のソフトなんですが、他の有名ソフトと較べて格段にユーザーが少ない特殊なソフトであるため、ユーザーの意見・要望がフィードバックされることがなく、バグの塊と言っても過言ではない代物です。

かなり良くなってきていますが、まだまだ・・・「フリーズ」と戦う毎日です。

そんな危なっかしいソフトであるにも拘わらず、価格は??(゚Q。)??・・・凄かったです。

15年前・・・BMWの750iクラス
10年前・・・セルシオクラス
05年前・・・SUBARUレガシークラス
現在・・・マツダDEMIOクラス

ハードが安くなったことと、やはり価格競争でしょうか?

今ではすっかり「刺繍屋に1台」です。

ただ、このデータを作る作業=パンチングは刺繍屋の心臓部でもあります。

変換の下手糞なワープロソフトでも、時間がかかるだけで、出来上がった文章の良し悪しは書き手の手腕で決まります。

ソフトの出来が悪かろうが、基本はそれを使ってつくる人間の技術・感性です。

同じデザインでも、作る人によって全く別の表情を持ってしまいます。

ソフトが普及して誰でも簡単に作れるようになったおかげで、とんでもない刺繍を見る機会も増えました。

ああ、嘆かわしや・・・(T_T)。
by ykm94731 | 2005-06-23 23:04 | 刺繍屋のお仕事 | Comments(0)
パンチング」聞きなれない言葉ですよね?

刺繍業界では、刺繍データもしくはデータを作成することをこう呼びます。

何故か?

現在の刺繍機はコンピューター制御になっていまして、主にフロッピーディスクを媒体としていますが、10数年前までは穴の開いた情報テープが使われていました。

テープに開いた穴を読み取りながら、XY座標でX軸方向へ○mmY軸方向へXXmm移動しそこで針が降りて、1針縫う・・・の繰り返しです。

現在のようにPCが普及していませんでしたので、データ作成もたいへんなものだったそうです。

絶対座標を持った電子板にデザインを貼り付けて、先ほどのように座標を追いながらボタンを押す→電子板に繋がれた穴あけマシンがでテープに穴を開ける・・・。

そうして、1つのデザインデータの完成!

この「穴を開ける」という工程から「パンチング」と呼ばれています。

当時はモニターもありませんから、実際にミシンで縫ってみないとどんな仕上がりになるのかわかりません。

仕上がりが悪いからといって修正するにも、テープに穴を開けているわけですからたいへんです。

穴を塞いだり、テープを継ぎ足したり・・・想像を絶する苦労です.

たいへんな時代だったんですよね!

現在のデータ作成は専用のソフトで行っています。

「座標を追う」というところは一緒ですが、1針1針指示してやる必要は無く、デザインのアウトラインを指示してやれば自動的に針落ちを計算して埋めてくれます。

以前なら、作成に一週間程必要だったデザインも、数時間あれば出来てしまいます。

モニター上でシュミレーションなんてことも出来ますので、仕上がりはある程度確認できますし、また、PCデータなので修正や拡大・縮小なんてことも簡単に出来ます。

お客さんもその辺りをよくご存知なので、昔のようにいろんな言い訳が通用しないので、ある意味辛いです。(T_T)

「そんなに簡単に出来るんだ!知らなかった・・・」というお客さん!忘れてください!!
by ykm94731 | 2005-06-22 23:08 | 刺繍屋のお仕事 | Comments(0)
製造業では「ロット」という言葉を使いますよね!

一つのカテゴリー・アイテムの生産量なのですが・・・。

今、国内の繊維業界では、「小ロット対応可能」ということをうたっている会社がたくさんあります。

現在の国内での主な生産は、多品種・小ロットになってきています。

商品によってまちまちなのですが、最近の刺繍業に関して言えば、500という数量が平均的なものではないでしょうか?

悲しいかな、1000という単位を見なくなって久しいです。

バブルの頃は10万なんて商品も結構あったんですが、現在の衣料品に関して言えば、そこまでのロットは考えられないですね。

500着あれば、「結構数量があるね!」
300着・・・「まあまあ」
100着・・・「まあ、無いよりは・・・」
10着・・・「経費で飛んじゃうなあ」

逆に、不景気のあおりで縮小傾向にある現在の日本の工場では、数千着なんてオーダーが来ると、「えらいこちゃ!」になってしまいます。

最近では数十枚なんて仕事がざらにあります。

この小ロットをこなしていかないと、日本ではやっていけません。(T_T)

考えようによっては、希少価値の高い商品をつくっていることになります。

世界で数枚しかないTシャツと聞くと、買いたくなる方は結構多いんじゃないでしょうか?

これからは、そういう路線で行かないと駄目かもしれませんねえ?

ちなみに、うちは中国に合弁工場があるのですが、バブル期の中国はすごいですよ!

1ロット50万着なんて仕事がゴロゴロしてます。(-_-#)

そんなに造って、どこで売られているんでしょうか?

○○市の制服とかだったりして?
by ykm94731 | 2005-06-21 21:20 | 刺繍屋のお仕事 | Comments(0)
昨日は「父の日」ということで、プレゼントを買いに行って来ました。

「いつまでも若く元気でいて欲しい」という祈りを込めて、お洒落なシャツを一枚(笑)。

刺繍屋の服の買い方は、デザインもさることながら、やはり刺繍部分に厳しいチェックを入れて品定めをします

ポイントとしては・・・

1.裏の芯地の剥離具合。
通常、刺繍する際に紙、ビニール等の芯地を生地に当てて刺繍します。これがないと縫えませんので。終わってから芯地の剥離をするのですが、これが綺麗に出来ているか?
一昔前は、芯ちが丸々残っている商品をよくみかけましたが、海外生産の商品でもそこそこ綺麗にしてあります。これが残っているとゴワゴワ・チクチクしたり、アイロン掛けの際に問題が起こったりします。

2.糸調子。
下糸と上糸の調子です。下糸が緩かったりすると、裏が真っ白になり、表にまで下糸が見え隠れしている商品があったりします。これは現在でも結構な頻度で出会います

3.綺麗に出来ているかどうか?
ろくに検品していない商品等、刺繍糸が切れていたり、柄の一部がかけてたり・・・また、柄がずれていたり・・・。

悲しいかな、国産品でもそんな商品がまだまだ出回っています。

加工する側としては、たいへんな労力を要するのですが、エンドユーザーのことを考えると、手抜きは出来ません。

やはり、それを着る人に「綺麗な刺繍だなあ」「この服買ってよかった」って思ってもらえるような物作りがしたいですね!

これは、刺繍屋の義務であり、信念です。

単価面で、海外と勝負出来ない今、そのあたりをきっちりと押さえて行かないと、日本製じゃなくなっちゃいますから・・・。

皆さんも、厳しい目でチェックしてみてください!

そして、評価してみてください!

「綺麗」「すごい」「格好イイ」・・・

「汚い」「痛い」・・・

それが、刺繍屋の未来につながります。

なんちゃって・・・。
by ykm94731 | 2005-06-20 22:14 | 刺繍屋のお仕事 | Comments(0)
先日、輸送費に関するコメントをいただきましたので・・・

刺繍屋は加工業なので、送られてきたものに加工を施して送り返すのが基本なのですが、私達のような小さな会社にとって、流通コストは非常に重要なのです。

大手のお客さんは「送っといて!」と簡単に言われますが、加工賃の何倍もかかることがあるんです。

先方さんは格安で契約されているので、全然問題にならないみたいなのですが、うちにとっては死活問題です。

例えば、S急便さんで四国まで袋を送ると@1750です!!兵庫県でも@1000超です。

中身の単価は・・・「殺生やー!」(T_T)。


市内ということもあって、いろんな運送屋さんが営業に来られます。

魅力的なコストを提示してくれるんですが、お客さんの指定があったり・・・

「うちはS急便が早く着くから、Y運輸は使わんといてくれ!」

Y運輸なら3分の1のコストで済むのですが、お許しがでないので致し方なく。

逆に、東北や九州はY運輸さんじゃないと次の日に到着しないとか、広島はF通運さんが早いとか、運送屋さん・地域によってまちまちです。


最近は、いろんな運送屋さんが「時間・コスト」の面で頑張ってくれているので、なるべく安いところにお願いしていますが、いろんな運送屋さんとお付き合いをしてると、またまた問題が・・・

Y運輸さんで荷物を送ろうと外に積んでいると、S急便さんのトラックが止まって・・・

「今日はたくさんありますね!荷物は以上ですか?」

「すみません。S急便さんのじゃないんですよ!」

とか、

「F通運の荷物はあるのにうち(P便)のはないの?ショック!」

「すみません。お客さんの指定なんで・・・」


義理人情にあつい私としてはほんと辛いです。

最近は、運送屋さんの顔を見るまで荷物を隠しています。(+_+#)

なんでこんなにコソコソしないといけないのか・・・夕方の集荷時間が怖いです。
by ykm94731 | 2005-06-17 21:48 | 戯言(たわごと) | Comments(1)
長い不況のせいで、大阪市内で刺繍・縫製等をやっておられるところはかなり減りました。

福島区はもともとメリヤス関係の会社が多かったのですが、どんどん減っていってしまい、今では車で商品を貰いに行って、加工して納品するということがほとんど無くなりました。

実際、今生産している商品も、ほとんど他府県からのものです。

本社は大阪にあるけど、工場は○○県にありますってのがほとんどです。

この業界にも、目に見えない縄張りみたいなものがあったのですが、最近は遠いところがほとんどです。

現在入っている仕事は、東は新潟県、福島県、青森県。西は岡山県、広島県、福岡県・・・。

「確認したいことがあるので、ちょっと今から行きます!」なんてことは出来なくなりました。

守備範囲が広くなったのではなくて、「過疎」ですね!

近くの方が、流通コスト・時間でお互い有利なんですが・・・ほんと、「がんばれ大阪」です。

地方や海外へ行かれたお客さん!Come Back!

ちなみに、北海道から仕事が来たことはありませんが、沖縄からはあります。

往復で6日ほどとられちゃうんで、全く時間の余裕がなくてたいへんでした。

往路で納期が過ぎちゃうんですから・・・沖縄の刺繍屋さん頑張って!
by ykm94731 | 2005-06-15 20:57 | Comments(1)
先日、某メーカー様より、某プロ野球チームのロゴ刺繍の作成依頼をいただきました。

その際、図案と現行商品の刺繍見本をいただき、「これとそっくりに」・・・別に、ヤバイ仕事ではありませんが、生産等諸々の事情で・・・こういうケースはよくあります。

そっくりに」っていうのが意外と難しいです。

それに付いて来た見本がちょっと・・・不細工!

以下、お客さんとのやり取り・・・

刺繍屋:「これはこういう風に作ったほうが綺麗に出来ますよ!」
お客様:「いいや、これはこのままでいいねん!!」
刺繍屋:「・・・」
お客様:「言われた通りにしてくれたらいいねん!!!」
刺繍屋:「・・・申し訳ありませんが、どこか他所へ依頼してください!」
お客様:「はあ?(刺繍屋風情が・・・)」
刺繍屋:「うちは、こだわりを持って物作りしてるんで、申し訳ないですが・・・」

せっかく作るのに、下手につくるってのはどうも・・・

最終的には、お客さんの方が折れてくださって「おまかせ」ということで一件落着!

こういうこともよくあります。あってはならないことなのかもしれませんが、そこは刺繍屋なので・・・。

それに、より良い提案をするのも仕事ですから!

と言いながら、ファンのチームだったからというだけかも・・・(-_-#)

嫌いな○○○だったらどうなってたか?

刺繍屋も一人の人間ですからご容赦を!
by ykm94731 | 2005-06-14 18:56 | 戯言(たわごと) | Comments(1)