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脱!刺繍屋

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大阪の刺繍加工会社の業務紹介及び今後の展望

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今日久しぶりにボーリング刺繍(カットワーク)の依頼がありました。

先日も、E-刺繍工房さんが解説しておられて、「凄~い。感心感心!」と人事みたいに見てましたが、

もしかして流行ってる?いや、これから流行るの?(汗)

で、とりあえず工程を「思い出す」ために、今日は有型で予行演習をしてみました!(笑)

まず、ボーラーのセッティングで必要なメス。
d0061489_214507.jpg
うちが使っているのは、GUNOLD社製VENERE CUTTER NEEDLEです。

針先は針の太さ程の彫刻刀の平刀みたいになっています。

他社のボーラーと違い、針板の交換は不要で、針の交換だけで済むという優れモノです。

針を抜いて、このメスをセットします。
d0061489_2175031.jpg
4本のメスを使うというところがポイントでして、縦・横・右斜め・左斜めとセットします。

(これを4本使わないと、特許に抵触して、某刺繍屋さんから怒られます。(爆))

4本も交換するのは面倒なようですが、お陰でデザインに対してかなり忠実なカットが可能になります。

今回使用する刺繍データはこんな感じ。
d0061489_21133833.jpg
何か複雑ですねえ・・・。(苦笑)

カットする部分は普通のランニングステッチ(線)で作ります。
d0061489_211571.jpg
その後、「この部分をカットしてね!」と、ソフトに教えてやると、自動的に4つに分割してくれます。

今回の場合だと、青い部分は縦向きの針、黄色い部分は横向きの針を使ってね!・・・ってな具合に。

自分で分割するとなるとたいへんですが、この辺りは同じGUNOLD社製ですので・・・。

では、作業スタート!
d0061489_2118819.jpg
まず、カットする部分を囲みます。これは、生地と下の芯地を密着させて固定するため。

ピーンと張っていないと、メスが降りて来た時に、生地を下へ押し込むようになって上手くカット出来ませんので・・・。

そしてカットです。

4つのメスを使って、結構上手くカットしてくれます。

それからカットされた不要部分を取り除いて、縁を荒くかがっていきます。

カットされた部分の内側まで縫いが入っていますが、この位いかないと、綺麗に縁をかがることが出来ません。

そしてデザインが仕上がってからの強度保持のために、カット部分に飾り兼補強のステッチを・・・。

生地も何もないんですが、上手く縫えるんですねえ・・・ちょっと不思議な感じ・・・刺繍屋のくせに?(苦笑)

カットの工程が終わり、「仕上げをご覧じろ」の段階です。
d0061489_21291714.jpg
今回は刺繍部分を強調するために、1.5mm厚のウレタンを載せました。

で、ようやく完成です!
d0061489_2130272.jpg
約1時間程で、意外とスムーズに・・・。

とりあえず復習が完了しましたので、御依頼頂いた新規のデータを作らないといけないんですが・・・

あまり嬉しくないのは何故?(爆)
by ykm94731 | 2010-03-30 21:50 | 特殊加工? | Comments(10)