手法を変えてみる

先日作ったサンプル
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どうもお客さんとの打ち合わせが曖昧だったので、もしかしたら間違ってたのでは?(汗)

そんな気がして・・・余計なことかもしれませんが、とりあえず来週の会議用にスワッチを・・・。

いつもの「コードピンタック風刺繍」です。

まず、ベースのあて布を敷き、その上にウレタンを載せて刺繍していきます。
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最終的に膨らませる部分を刺繍で包み込むように・・・。

刺繍が終わりましたら、ぺりぺりとウレタンを外します。
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この時、土台に張った芯からあて布が外れないように、丁寧に・・・取り除いたら、その上に本体生地を載せます。
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あとは先ほどの膨らませた部分に沿うようにステッチ刺繍をかけていきます。
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膨らんだ部分にステッチがかかってしまうと、当然高低差が出ませんので、先ほどの「外す」工程が重要になります。

生地の厚みにもよりますが、おおよそウレタン部分から0.7~1mm外側を縫ってやると、ちょうどイイ感じになります。

それと刺繍の基本である「内側から作っていく」ということを忘れずに!

写真ではわかりにくいですが、結構「ボコッ」と盛り上がっております。

こうして1つのデザインを2つの手法を使って作ってみた訳ですが、指定とは違う攻め方をしてみるのも、

1つの「提案」の形でして、案外「それの方がいいじゃん!」ってなったりすることもあって・・・。

それに「このやり方、面倒臭いよなあ・・・」ってな場合にも有効です。(爆)

あっ、手抜きじゃないですよ~・・・みんなが気持よく仕事が出来るようにするための「提案」です。(苦笑)

by ykm94731 | 2010-03-21 14:08 | 刺繍屋のお仕事 | Comments(0)