なんちゃってパンチング講座 その2
「下歩き」編 その2です。
今日は下歩きの端処理?です。
昨日のDOUBLE RUNNING の端処理。

サテンの端って、細くなりがちです。
これは、ちゃんと端まで下歩きが入っていないからです。
これが橋げたなら、橋の板が崩れ落ちちゃいますよね?
ですから、出来るだけ端までキッチリと下歩きを入れてやるってのがポイント!
また、〇の方は何故横に幅出ししているか?
糸方向が縦から横へ変わる時の糸のテンションって凄いんです。
実際に縫ってみると、こうしておかないと真っ直ぐな下歩きにはなりません。
上から被さってくるサテンの幅出し(後日解説)も必要ですが、下歩きでもこういう工夫をしておくと案外イイかも?
それと、折り返す際に何故 V になっている方がいいのか?

下歩きがサテンステッチの端からはみ出すのを防ぐためです。
いやそれよりも、もっと重要な刺繍のセオリーがあります。
「下歩きは、上から被さる刺繍と同じ方向に入れてはいけない!」
下歩きってのは、上歩きと同じ糸ってのが普通なので、下歩きの方向って別段意識していない人がほとんどですが、
これって凄く重要なことなんです。

「隙間なんて空かないから大丈夫!」
そんなことは無いです。見えていないだけで、同じ方向の糸は割って入ってきます。
「でも、隙間から飛び出したとしても、同じ色だから大丈夫では?」
下歩きのステッチの幅とサテンステッチの幅は違いますよねえ?
糸密度をきちっと計算した中に、余計なものが入ってきたらどうでしょう?仕上がりに変化が出てしまいます。
違うケースですが、こんなことも・・・。

なるべく糸切りを少なくしたいパンチャーさんは、水色と水色の間を繋ぎたい!
その時、緑の下を歩かせて・・・試してもらったらお解り頂けると思いますが、高確率で隙間から水色の糸が覗きます。
これがタタミステッチだったら、もっと確率が高くなります。
まあ、大げさかもしれませんが、こういうことが起こるかもしれない?という、転ばぬ先の杖みたいなもので・・・。
下歩きはなるべく同じ方向に入れないよう、気をつけてくださいね!
では、また次回!(笑・・・あるのか?)
あくまで僕個人の意見ですので・・・。
by ykm94731 | 2010-08-22 20:40 | Comments(11)
とても判りやすい解説ありがとうございます。
秘儀 『鯉のぼり歩行』 と自分の中で勝手に名前を付けてしまいました☆
いつか実験してみたいと思います(*^_^*)
今日は昨日より少しきれいな仕上がりになりそうです。
僕が学んだ3人のお師匠様から伝授され、実際に経験してきたことです。
時代が「オートに」なって、見落とされがちで、意外に重要なTIPSをご紹介出来ればと思います。
ソフト開発される方にも、是非目を通して頂きたいです。
売っているデータなどでもこういうことあります。
いつぞや、モノグラムのボリュームを出す方法で教えていただいたこともこれの延長線上にあるんですね。
この先の話を楽しみにしています~
はじめてnikkou10619といいます。 後ろの10619はブログを始めた日
なので これからはnikkouでお邪魔します。
DOUBLE RUNNING の端処理のVは、EOSではオートで入れることが
出来ていたので、意味もわからず手動で下打ちをするときにもしていました。
一度「なんでそんな下打ちいれるの?」と聞かれたことがあったのですが
「なんとなく・・・。」と答えました(笑)
2回の講座で、そのもやもやしているのが一変にわかり とてもスッキリです
これかも楽しみにしています。
それからリンクをさせてもらえるとうれしいです!
パンチ屋さんを敵にまわしちゃいそう・・・。(汗)
まあ、現場の声として・・・ただ、刺繍屋さんによっても違うってのは確か!
ただ、僕が師事した方々は皆さん、同じでしたので・・・。
20年前、大阪で隆盛を極めていたお二方・・・当時@4.5/針でした。(苦笑)
あとは、ドイツ人のお師匠様・・・考えてみると、パンチ屋さんて、強烈な人が多かったなあ・・・。(爆)

