今が旬の〇〇風
アパレルの世界では別段珍しいものではなくて、僕がこの業界に入った1994年頃には普通に使われていました。
このチェーンステッチ風や太糸風っていうのは、糸のディティールを引き立たせて、
刺繍を立体的に見せるにはとても有効な手法で、糸を何本も重ねる太糸風のステッチなんかも、
当時は、うちには環縫いミシンも太糸が縫えるようなミシンもありませんでしたから、どうすれば・・・?
そんなところから、一生懸命に研究したように思います。
そう言えば、以前ご紹介させていただいた、大阪のSさんの刺繍。
20年前にこれを見た時は、ほんとどうやってるの?って感じでした。
刺繍と言えば、サテンとタタミしか知りませんでしたから、「こういう縫い方も出来るんやあ!」って、ただただ感動でした!
今はソフトが発達して、ほとんどのパンチングソフトで意外と簡単に作れるのではないでしょうか?
あとはどう使うかですよねえ?
ネーム刺繍を専門にされている刺繍屋さんでも、こういうのを取り入れてお客さんにお見せしたり・・・。
案外興味を持たれる方が多いんじゃないでしょうか?
社名とか個人名なんかをチェーン風でとか?
あっ!余計なこと書いてます?(笑)
でも、こういう手法が新鮮に感じられるのであれば、それを取り入れて新しい攻め方が出来る!
他所とは違うアプローチが出来る!
アパレルさん相手に、攻めの武器を使い果たしてしまった僕にとっては、何とも羨ましいお話です。(苦笑)
しかし、同じネタをいつまで引っ張るねん?
そうやって使い過ぎるから、すぐに弾切れになるんでしょうねえ?(爆)
さあ、うちはうちで出来る仕事を頑張ります!
では、また明日~!
by ykm94731 | 2011-01-20 20:23 | 刺繍屋のお仕事 | Comments(10)
ボカボカいき過ぎてテンセルの生地が裂けたときもあったなもんな~。(苦笑)
またポイズンの匂いがプンプンするな~。 ここにデビル降臨!(爆)
詰め込み過ぎて、ボリューム出過ぎて、生地が負けてるやん!って・・・。
エルボー部分の刺繍がコッテコテの板状になって、「畳まれへんやん!」・・・そんなこともありました。
でも、ジャガード刺繍専門のうちでは、こういうの作ってる時こそが「仕事してる!」って感じで・・・。(笑)
ところで、この真面目な刺繍屋のどこが匂います?(爆)
うまく表現できませんでしたがブログにアップしておきました。
太いウールの糸が縫えないから・・・です。
今のTAJIMAさんのミシンなら縫えるみたいですけど・・・。
今でも、畳んでる時に、「あっ!」っていうのは時々ありますよ~!(爆)
こういう商売をやってるとほんとよくわかります。アパレル、スポーツ、帽子、タオル、ハンカチ、タオル、リストバンドなど刺繍はかかせませんねえ。
で、どこの刺繍屋さん?どこのブランド?(笑)
昨年からスポーツ・子供関係は伸びてるんじゃないかなあ?
次はメンズの復活!そう思ってるんですが、果たして?
もっとド~ンと糸を消費してみたいねえ?(苦笑)