大阪の刺繍加工会社の業務紹介及び今後の展望


by ykm94731
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2018年 02月 03日 ( 1 )

文字って難しい。

今日は、皆さんがよく使われるフォントのデータ。そして、そのパンチングのお話。
文字の刺繍というと、PC内蔵のフォントをそのまま変換したり、
ソフト購入時に既成フォントデータもセットで買われて使っておられる方も多いと思います。
しかし、この文字の刺繍というのは、簡単なように見えて、意外と奥が深いんです。
刺繍には伸び縮みがありますから、それを想定したデータ作りが必要になってきます。

で、まずはソフトにセットになっていた既成データはどうなっているのか?確認してみました。
d0061489_18243451.png
ふ~ん。刺繍用に作られたデータなので、刺繍の特性を意識して作られているのかと思っていたら・・・。
いや、うちのデータだけかもしれませんが?
さて、じゃあ、本題へ・・・
d0061489_17585740.jpg
イラストレーターで作ってみた文字データです。
これをこのまま変換して縫ってみると、
d0061489_17585527.jpg
糸の張力によってサテン・ステッチの振り方向は縮み、その逆方向に伸びます。
なので、N・Kは縦に伸びて、E・Oとは高さが揃いません。
E に関して言えば、縦棒が伸びるのと、真ん中の横棒の縮む力によって、こんな感じになってしまいます。
O・A なんかの、中抜きがある文字の場合は、中心へ縮もうとしますので、
中の抜き部分が小さくなってしまい、小さな文字だと埋まってしまったりということが起こります。
まあ、縫う素材によって、違いは出てきますので、それに合わせた微妙な調整は必要ですが、
基本的には以下のような感じに作ります。
d0061489_17585185.jpg
データ上は、上下は不揃いですし、Eは口を開けたみたいにしています。
これは、刺繍上がりの伸び縮みを考慮したデータだからです。
うちはカットソー相手のお仕事が多いのでこんな感じにしますが、
布帛の生地相手となると、伸び縮みが少ないので、データそのままになっちゃうこともあるので、
ご注意ください!
E が、口を開けたままとか・・・。(笑)
まあ、いずれにしても、素材に合わせたさじ加減が必要です。
上手く行かない時、思い出してくださいね!


by ykm94731 | 2018-02-03 18:29 | 刺繍屋のお仕事 | Comments(2)