大阪の刺繍加工会社の業務紹介及び今後の展望


by Nekoshima
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2018年 03月 03日 ( 1 )

時間に追われる毎日で、あっという間の一週間。
仕事をしながら、毎日Blogを更新されてる方は、本当に凄いなあとつくづく思います。
僕なんて、自分のことで精一杯。(苦笑)
さて、今日は刺繍の基本と言うか、セオリー的なことを・・・。

刺繍データを作る上で、結構重要な「縫う順番」です。

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例えばですが、こういうデザインの場合、どこから縫っていくのが正解なのか?
「刺繍は中から外へ」が一般的です。わかりやすく、色分けすると、

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赤→緑→紺という順番になります。
先に紺を縫っちゃうと、中の刺繍を入れた時に、空白部分の生地が歪んだり、たわんだりするからです。
通常の生地は、その状態で丁度いい密度で出来ています。
そこに刺繍糸を割り込ませて行くわけですから、どうしても無理が生じます。
なので、内側から外へ「その歪み」を逃してやり、最後に紺の部分、
放射状に回るサテンステッチで、その歪みを吸収してやります。

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こういうワッペンやアップリケ刺繍を作る場合も、まずはアップリケ生地を仮止めして、
それから内側の刺繍。最後に縁をくくると歪みのない仕上がりとなります。
まあ、あくまで一般論でして、例外は沢山あります。(苦笑)
文字刺繍なんかには当てはまりませんし・・・そうですね!文字。

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例えばアルファベットの場合、筆記体の場合は、書き順通り、向かって左から右へ作っていきます。
ただ、ブロック体の場合は、逆に右から左へ作って行くほうが楽です。
糸を切っていく場合は問題ありませんが、なるべく繋げたいという、刺繍屋の裏事情もありますし、
「k,h,m」のブロックの重なりで悩むことがありません。

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まあ、今日のお話はセオリーというほどのものではなく、結果的に自然とそうなるってことなのです。
決まりではありません。ただ、迷った時は、内側から・・・「知ってて良かった」ってことがあるかも?

by ykm94731 | 2018-03-03 18:21 | 刺繍屋のお仕事 | Comments(9)