大阪の刺繍加工会社の業務紹介及び今後の展望


by Nekoshima
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すごいでしょ!

只今、サンプル作成最盛期を迎えてます。

その時々によって、流行の手法なんてものがあるんですが、今は過去から現在のものまで何でもアリですねえ。

最近需要が多いのがレーザーカット機を使った刺繍。

???これは、普通のミシンの顔の横にレーザーユニットが付いていまして、刺繍と裁断がミシンの上で行えるという優れものです。

ほんと、いろんな用途に使えます。

うちでは、主にアップリケ刺繍で使っています。

アップリケ刺繍というのは、ベースの生地に異素材を縫い付ける手法です。ご存知ですよね!

通常は、金型を使って任意の形に素材を切り抜き、ミシンの上で手作業で貼り付けて刺繍しますが、レーザーカットの場合はベース生地の上に異素材をそのまま載せて、刺繍した後にカットします。

ベースの生地を切らないように、上に載せた素材のみを切り取らないといけないので、なかなか難しいですが、非常に緻密なアップリケ刺繍が可能です。

d0061489_23281199.jpg


こんな複雑で紐みたいなアップリケ刺繍も出来ます。

金型を使う従来の手法では・・・

*精密な金型が必要になるため、非常にハイコスト。
*複数のアップリケになると、アップリケを載せるのに時間がかかり、生産効率が悪い。
*手作業でアップリケを載せて縫うので、柄ズレを起こしたり、アップリケを巧く留め付けることが出来ず外れてしまう。

レーザーカットを使えば、このような心配はございません。(笑)

まあ、デメリットもそれなりにあるんですが、いろんな用途に使えるので重宝してます。

ちなみに、うちにあるのはメーカー生産1号機です。

新しいもの好きのうちの社長が、メーカーさんの展示会に行って、見てその場で即決!

あの頃はよかったなあ(ボソッ)。
# by ykm94731 | 2005-07-27 23:28 | レーザーカット刺繍 | Comments(0)
梅雨が明けて、夏らしい天気が続いております。

各アパレルメーカーさんは、来春物の展示会サンプルでバタバタしておられます。

うちも、8・9月展の依頼でバタバタ・・・この時期はいつも胃が痛くなります。

昔は、図案を頂いてから型を作ってサンプルを作るまで、結構時間があったんですが、ここ数年のうちにどんどん短縮されてます。

週末に図案もらって、「来週の月曜までに上げてね!」なんていう宿題が平気で出て来ます。

「無理!」って片付けたいけど、そういうわけには行きませんし・・・ツ・ラ・イ。

今日もある大手アパレルさんから「サンプル依頼をしたいから」っていうことで行ってきたんですが、

手の込んだデザインで時間がかかる

展示会まで時間が無い

コストもキツイ・・・


「どうすんの?」って感じなんですが、

「御社なら間に期待に応えてくれるだろうし・・・」
「最後はやっぱり御社に頼らないと・・・」

ですって。

心の中では「なんとか間に合わせよるやろ!」って感じなんでしょう。

でも、そんな看板揚げてないんですけど・・・。

悔しいけど、いつも間に合っちゃうんですよねえ(笑)。

なんか、頼りにされてるのか足元見られてるのか?複雑です。

ただ・・・

うちは駆け込み寺ちゃうぞ!!!

とでも言えたら・・・スッキリ・・・

さあ、夜の部がんばろっと!
# by ykm94731 | 2005-07-25 22:24 | 戯言(たわごと) | Comments(1)
先ほど、中国人民元の切り上げ が発表されました!

近々と噂されていましたが、いきなりでビックリ!!!

さて、世界経済不況の元凶であった?人民元の貨幣価値が上がることによってどうなるのでしょうか?

まず、中国から安価で輸入されている製品は価格が上昇し、中国製品の日本市場における競争力は低下します。

また、中国の安価な労働力という魅力的な生産拠点がそうではなくなるかもしれません。

ここ10数年の間に、日本の製造業の多くが中国に進出し、生産拠点を持っています。

こういった中国の生産拠点から世界に製品を輸出している日本企業の場合、人民元の切り上げにより、中国で生産している製品の輸出競争力も低下してしまいます。

急にどうこうなることはないでしょうが、徐々に人民元が切り上がっていくことにより、中国へ流出してしまった仕事が帰ってくるかも?なんて安易なことを考えてしまいます。

その辺りを見越してか、今年に入って国内生産に切り替えてきている企業もあります。

現に、3年ぶりに帰ってきた仕事もあります。(ウルウル)

今の流れで行くと、今後の日本の製造業はじり貧ですから・・・なんて弱気じゃ駄目ですねえ?

生産力では勝てませんが、技術力ではまだまだ中国には負けませんよー!

国内で頑張ってる皆さん!がんばりましょう!

いつか必ず報われます・・・ウンウン・・・。

そう言いながら、うちも中国に拠点があるんですよねえ。どうなるんでしょ? (@_@)
# by ykm94731 | 2005-07-21 23:36 | 戯言(たわごと) | Comments(0)

環縫いとは?

昨日、出てきました環縫いミシンのお話。

通常の縫製用ミシン・刺繍機は家庭用のミシンと基本的には同じで本縫いミシンといいます。

簡単に言うと、上からたらした糸を針に通して、ボビンに巻いた下糸と絡めて縫って行きます。

それに対して環縫いというミシン。

これは、ミシンの針が編物で使うようなかぎ針になっていまして、下から糸を引っ張り上げて縫っていきます。

糸は本縫いとは違い一本だけ!

このミシンには、多頭の自動刺繍機と、単頭のハンドル刺繍機があります。

そのミシンで加工できるのがサガラ刺繍チェーン刺繍

不思議なんですが、針の方向を180度変えることで(もちろん自動)2種類の縫い方が出来ます。

サガラ刺繍:よくスタジャンなんかについてるモコモコっとしたパイル調の刺繍。

チェーン刺繍:ネックレスのチェーンのような輪を連ねた刺繍。

d0061489_22394781.jpg


この写真で言うと、内側がサガラ刺繍、外周がチェーン刺繍になります。

普通の刺繍と比べると、若干曖昧な縫い方になりますので綺麗に仕上げるのが非常に難しいです。(言い訳)

また、ボリューム感を出すために用いる手法なので、針・糸共に太いものを使用するので、どんな素材でもというわけにはいきません。

でも、この高級感と柔らかく暖かいボリューム感は他の手法では出せません。


うちにあるのは自動刺繍機なんですが、技術面では従来のハンドル刺繍にはかないません。

難しいものは一枚ずつ加工してくれる熟練の職人さんにお願いすることも多いです。

しかし、こんな刺繍をどうやって考え出したのでしょう?

今度調査してみます!

しかし、今は夏なので、モコモコっとした形状を見ているだけで暑苦しいです(-_-;)。
# by ykm94731 | 2005-07-20 22:39 | 環縫い(サガラ・チェーン) | Comments(0)
今日はのお話。

生地に糸を通す唯一の接点ということで、最も重要なパーツがだと思います。

縫製でも刺繍でも、主にオルガンというメーカーの針が使われていますが、太さ・形状の違う様々なものが存在します。

縫うためには、生地に針を刺さなければ縫えません。

その際、なるべく細い針を使えば生地との摩擦抵抗が低く、生地に負担をかけません。

逆に太い針を使うと摩擦抵抗が高くなり、生地に穴が開きやすくなりますし、下手をすると生地の地糸を切ってしまうことがあります。

繊維の糸と糸の間を通る訳ですから、しわもよりやすいです。

また、針先が曲がったり、痛んでいたりすると同じようなことが起こります。

ただ、糸も針と同じように細い釣り糸みたいなものから、毛糸のような太いものまで様々なものがあり、細い針は糸を通す穴も細いですから、太い糸は通せません。そうなると太い針を使う必要性もでてきます。

しかし、生地に負担をかけないために、糸が対応出来る限り細めの針を使います。

生地を痛めないように刺すのが、刺繍を美しく仕上げる一番重要なファクターだと思います。

うちでは、太さ・形状によって違う5種類の針を使い分けています。

また、生産に入る前に必ず試し縫いをして針先のチェックをし、その生地に対してベストの針を選定して生産に入るようにしています。

未だにそのあたりがクリアー出来ていない商品をよく見かけます。

洗濯したら、刺繍部分から破れて来た・・・

刺繍部分を透かしてみたら、穴が開いてる・・・

特に海外生産の商品によくあることなんですが、悲しい話です。

どんな生地・糸に対しても同じ針

刺される生地の気持ちになって、なるべく痛くないように刺してあげるのが刺繍を美しく仕上げる基本の第一歩です。


針と言えば今日、びっくりしたことがあります。

普通のミシンの針は@30から50くらいのものなんですが、環縫いというサガラ刺繍機(後日説明)の針の在庫がなくなったので注文したのですが、届いてびっくり!

大きいから@100くらいかなあ?・・・なんと・・・@320・・・。(汗)

200本も買ってしまった・・・。(滝汗)

すぐに痛むので、頻繁に交換していたのですが・・・。

明日から、曲がって交換した針のオーバーホールをします。(笑)
# by ykm94731 | 2005-07-19 23:47 | 刺繍屋のお仕事 | Comments(0)